こんにちは、seaです。
今回は「キャセロールとは？鍋？料理の名前？」についてご紹介します！
季節が冬に近づくにつれ、温かい鍋料理や煮込み料理が気になるように。
そんな時によく聞くのが「キャセロール」という言葉。鍋の名前なのか、料理の名前なのかよくわからない方、気になっている方はいらっしゃいませんか？
今回は、寒い季節に恋しくなる「キャセロール」について、一体何なのか詳しくご説明します。
キャセロールとは？
「キャセロール」とは、フランス語で「casserole」を意味し、英語でも同様に表記します。
デジタル大辞典によると「キャセロール」は、
洋風の、ふた付きの厚手鍋。また、それを用いた料理。
出典：小学館 デジタル大辞典
を意味します。
つまり、陶器、ほうろう、耐熱ガラス、銅など素材問わず、西洋料理に使うフタ付きの厚手の鍋のことをいい、またこれで作った料理自体も「キャセロール」といいます。
ただ、もう少し調べてみると海外では少し解釈が異なるようです。
Wikipedia英語版によると、
キャセロールは、オーブンで調理する料理用の大きくて深いパンまたはボウルの種類。または、そのような容器を使った料理をいう。
パン（鍋）は”casserole dish（キャセロール皿）”、”casserole pan（キャセロールパン）”などと呼び、一方で調理は単純に”a casserole（キャセロール）”と呼ぶ。
同じ鍋を調理と盛り付け両方に使用することが多い。
出典：Wikipedia（ウィキペディア）英語版を和訳
つまり海外では「キャセロール」は主に料理を指し、それを調理する鍋・または皿を「Casserole pan（キャセロールパン）」「Casserole pot（キャセロール鍋）」「Casserole dish（キャセロール皿）」と言います。
海外では、キャセロール鍋や皿が「フタ付き」かどうかはあまり関係ないようです。
キャセロールというと、日本の場合はLe Creuset（ル・クルーゼ）やStaub（ストウブ）のような厚手のホーローのフタ付き両手鍋をイメージすることが多いかと思いますが、海外では異なるようですね。
- 海外：主に料理のことを「キャセロール」ということが多く、キャセロールの調理で使う容器を「キャセロール鍋」「キャセロール皿」等で表現
- 日本：洋風のフタ付きの厚手の鍋を「キャセロール」といい、そのキャセロールを使った料理も「キャセロール」と呼ぶ
と解釈するのが良さそうです。
一般的には牛肉、鶏肉、魚、豆などのタンパク質、複数の野菜とパスタやじゃがいもなどのデンプン質を混ぜ合わせて調理します。
そんなキャセロールは昔から存在するオーブンレシピで、最古のレシピは一説では1250年頃の水で調理したパスタシートに粉チーズとスパイスを重ねたものとされているようです。
1870年代に現在に近い調理法になりました。
その後1950年代に、より軽い金属やガラスの調理器具や缶詰食品の普及によって、特にアメリカで人気になった「キャセロール」料理。
一説では、20世紀前半にスープ缶などで有名なキャンベル社が、自社のスープ缶での簡単調理を紹介したこと、第一次世界大戦で食糧が配給制になって節約が奨励された時にキャセロール料理で節約できたことなども、アメリカでの人気を後押ししたとも言われています。（Wikipedia英語版より）
現在では、肉や野菜を使いオーブンで焼き上げた料理から、カスレやシチュー、ポトフなどの煮込み料理、温かいデザート、果てはパン作りなどキャセロール鍋を使ったさまざまなアレンジ料理が生まれています。
簡単なのに誰でも美味しく仕上がる「キャセロール」、今では日本の家庭でも人気で広く親しまれていますよね。洋風料理に限らず、おでんやお鍋にも使っている方も多いようです。
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まとめ
冬の定番「キャセロール」。
日本では、洋風のフタ付きの厚手鍋を意味し、料理自体も「キャセロール」というとわかりました。
一方で海外では似ているけれど少し解釈が異なっているのは新しい発見ですね。
- 海外：主に料理のことを「キャセロール」といい、キャセロールの調理で使う容器を「キャセロール鍋」「キャセロール皿」等で表現
- 日本：洋風のフタ付きの厚手の鍋を「キャセロール」といい、そのキャセロールを使った料理も「キャセロール」と呼ぶ
誰でも簡単に美味しくできるキャセロール鍋を使った料理、この冬試してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました！
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