こんにちはseaです。
こちらのブログでは、「カルデバイ(KALDEWEI)の浴槽とは?メリット・デメリット」についてまとめています。
ホテルに泊まって入ったお風呂の心地よさとデザインの良さにはまって、カルデバイ(KALDEWEI)の浴槽を検討する方も多いかもしれません。
我が家はまさにそうで、マンションリノベーションでカルデバイ(KALDEWEI)の浴槽、洋バスタイプを導入しました。
カルデバイ(KALDEWEI)の浴槽とは、実際にどんなメリットがあってデメリットがあるのか、気になる方も多いかもしれませんね。
人気のベーシックモデルのSaniform Plus(サニフォルムプラス)やジャパンモデルなど、日本の住宅環境に合わせたモデルもあり、導入を検討されている方も多いかもしれません。
カルデバイ(KALDEWEI)について、ショールーム情報、人気のサニフォルムプラス(Saniform Plus)、ジャパンモデル、カルデバイ(KALDEWEI)の浴槽のメリット、デメリットなどをご紹介します!
カルデバイ(KALDEWEI)とは?
カルデバイ(KALDEWEI)は、1918年にドイツのホーロー製品メーカーとして創業しました。
鋼板から継ぎ目の無いホーロー浴槽を作るのを世界で初めて成功し、今や「ヨーロッパNo.1バスタブ」と称されヨーロッパを代表するホーロー浴槽メーカーになっています。
クオリティの高さ、高級感のある秀逸なデザイン、質感の滑らかさ、優れた耐久性、ヨーロッパでのシェアNo.1を誇っています。
また、積極的に世界的なデザインスタジオを起用して生まれたホーロー製品は、数々のデザインアワードを受賞しデザイン性の高さでも高い評価を受けています。
そのような品質の高さとデザイン性から、カルデバイの浴槽は世界の高級ホテルで採用。
ザ・リッツ・カールトン、フォーシーズンズ、ザ・ペニンシュラ、マンダリンオリエンタル、セントレジス、グランドハイアット、インターコンチネンタル、ウェスティン、ヒルトンなど、世界的に有名な五つ星ホテル、一流ホテルで使われ、日本でも、ザ・ペニンシュラ東京、マンダリンオリエンタル東京、ANAインターコンチネンタルホテル東京、二期倶楽部東館、志摩観光ホテルベイスイート、星のや竹富島など、たくさんの高級ホテルで使われています。
代理店やショールームはどこ?
日本ではカルデバイ(KALDEWEI)の総輸入代理店は、1953年に設立した大洋金物株式会社が運営するティーフォルム事業部が行っています。
日本ではショールームは二箇所、東京と大阪にあります。
東京ショールーム
所在地:〒106-0047 東京都港区南麻布3−3−36
℡:03−3444−8511
営業時間:月曜、水曜・金曜(AM10:00〜PM6:00)、土曜(PM12:00〜PM6:00)
東京ショールームでは、バスタブ、洗面器、トイレ、バスルームのアクセサリーなどを展示しています。
ティーフォルムで扱うすべて商品が展示されているわけではなくカルデバイの浴槽も代表的な商品のみが展示されているため、希望商品が展示されているかは事前に確認した方が良いです。
ここでは展示、紹介のみで販売はしていませんのでご注意を!
また、お子様の入店はお断りされていますのでこの点もご注意ください。
東京ショールームへのアクセスと駐車場
電車で行く場合は最寄りは東京メトロ・都営大江戸線の麻布十番駅から徒歩13分程度、
東京メトロ日比谷線広尾駅からは徒歩14分程度です。
車で行く場合、ショールームが南麻布の住宅街にあって、近くに一方通行の道があったりと少しわかりにくい場所にあります。
また、ショールームには駐車場が併設されていないため、近くのコインパーキングに止めるよう案内があります。
現在は完全予約制
完全予約制になっています。
ショールームを訪問したい場合は、ホームページの「来場予約」からの事前予約が必要です。
- 月・金・土:1組ごとの入れ替わり制でスタッフの方がご説明、相談にのってくださる
- 火・水・木:予約は必要ですが、店内を自由見学できる
詳細が変わる場合がありますので、東京ショールーム訪問を検討している場合は、詳細や最新情報はティーフォルムのHPでもご確認ください。
大阪ショールーム
所在地:〒542-0072 大阪府大阪市中央区高津3−15−34
℡:06-6632-8777
営業時間:月曜〜金曜AM10:00〜PM5:00(完全予約制)
大阪ショールームは、大洋金物本社にあります。
設計事務所やインテリアデザイナーなどのプロを対象としたショールームのため、一般向けではないようです。
- 完全予約制のため事前に電話での予約が必須
- 家具が中心の展示のため、カルデバイの浴槽、水回り製品を見たい場合は事前に問合せをする
大阪ショールームへのアクセスと駐車場
電車で行く場合は、地下鉄谷町線(千日前線)谷町九丁目駅③番出口、または、地下鉄堺筋線(千日前線)日本橋駅⑧番出口が最寄り駅です。
車で行く場合は、駐車スペースが無いため近隣のコインパーキングに止める必要があります。
こちらも詳細が変わる可能性がありますので、大阪ショールームを訪問を検討する時には、事前にティーフォルムのHPでもご確認ください。
カルデバイ(KALDEWEI)のメリット・デメリットは?
ホーロー浴槽の一般的なメリット・デメリットはこちら↓でご覧ください。
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ここからは、カルデバイ(KALDEWEI)の浴槽ならではのメリット・デメリットにフォーカスしてご紹介します!
カルデバイの浴槽のメリット
スタイリッシュなデザイン
個人の好みに左右されるかもしれませんが、個人的にカルデバイの浴槽は本当にスタイリッシュだと思います。
浴槽なんて大してどれも変わらないと思っていましたが、実際に見てみると浴槽のカーブのラインや直線とカーブのバランスなどフォルムや質感がかっこいいです。
バスタブに取り付ける排水用の金具やハンドルは、ミラー加工がされた金属でシンプルで高級感があり、我が家は追い焚き付き給湯器の循環金具も付けましたがスタイリッシュな印象は変わりません。
他のホーロー浴槽よりも軽い
カルデバイのホーロー浴槽は、標準的な1600mmサイズの浴槽で、重量が48kg程度と、同サイズの鋳物ホーロー浴槽に比べて半分以下。
従って、カルデバイの公式コメント曰く、設置箇所の床の補強は一般的なFRP素材などの浴槽と同程度で良いとされています。
ですが、日本で広く普及されているFRP浴槽はもっと軽量ですし、ヨーロッパで多いレンガや石造りのような家屋とは異なり、日本の家屋は木造で作られていることが多いため、特別な補強が必要かどうかは念の為リノベーション・リフォーム会社と相談の上進めた方が良さそうです。
滑り止め加工
カルデバイの浴槽の底面には滑り止め加工がされています。(一部モデルにはなし)
浴槽に入る時や出る時などにつるっと足が滑ってひやっとしたことはありませんか。
カルデバイの場合、滑り止め加工のお陰でうっかり滑ることなく、お年寄りやお子様まで安全に入浴することができます。
とはいえ、浴槽全面が滑り止めになっているわけではなく、底の一部に滑り止めが付いている程度ですので、浴槽の縁に座って滑るとか、滑り止めが付いていない底面で滑ることはありえるため、やっぱり他の浴槽と同程度には滑らないように注意する必要はあります。
洋バス仕様で浅い
カルデバイの浴槽の深さは「約40cm」。
日本で広く普及している一般的な浴槽の場合、深さは50〜60cmありますので、カルデバイの浴槽は浅すぎるのではないかと気になりますよね。
カルデバイの浴槽の場合、プールサイドのビーチチェアでくつろぐような、背もたれに身を任せて足を投げ出した姿勢で入れるよう設計されています。
また、深さが浅いことで浴槽をまたぐ動作の負荷の軽減や、水圧による心臓や肺などへの負担を低く抑えることができるメリットも。
若い方がゆったりくつろげるのはもちろんのこと、高齢者にとっても安心安全なのは、浅い洋バススタイルの浴槽なのかもしれません。
ただ、浴室が狭くてゆったり足を伸ばせるような浴槽を入れるのが難しい、首までしっかりお湯に浸かりたい、といった方には、カルデバイには「ジャパンモデル」という深さがあるタイプのモデルがあります。
ジャパンモデルについてはこの記事の後半で触れたいと思います。
お手入れのしやすさ
そもそもホーローの浴槽は、ユニットバスで使われることが多いFRPの浴槽と比べると汚れが付きにくいようです。
これは、FRP浴槽とカルデバイの浴槽の両方の浴槽を使ったことがある我が家では、まさに実感している点。
カルデバイの浴槽の場合、独自のイージークリーンフィニッシュ(防汚加工)により表面に汚れが付きにくい仕様になっていて、静電気も発生しないためホコリも寄せ付けません。
水で流すだけでザラつき無し。(ちなみに我が家の場合は、お湯を張る前にお風呂用中性洗剤でサッと洗い、使い終わったらシャワーでざっと流すようにしています。)
既に使い始めて5年が経過していますが、以前のFRP浴槽で感じたようなあの嫌な背面のザラつきを感じたことは一度もありません。
環境にやさしい
カルデバイは環境ラベルの国際規格ISO14025を取得していて、カルデバイの浴槽は100%リサイクル可能な素材でできています。
SDGsが注目され企業も私達もサスティナビリティを意識する中で、私たち一人一人が環境への負荷を配慮する企業や製品を選ぶことは、今後一層重要になるかもしれませんね。
カルデバイの浴槽のデメリット
スタイリッシュで機能性が高いカルデバイの浴槽ですが、実はデメリットもあります。
ここからはカルデバイの浴槽のデメリットについてご紹介します。
価格
カルデバイの浴槽は、FRP浴槽などに比べるとやはり少し値段が高くなります。
同じようなサイズで比較すると倍以上の価格差が出る場合も。
デザイン性や品質の高さで考えると妥当な価格差かもしれませんが、価格が高いのはやはりデメリットなのではと思います。
国内在庫数
こちらはデメリットというよりも「リスク」かもしれませんが、
ドイツのメーカーで作られているため、国内で扱っている在庫数がもともと少なく、リノベーションのタイミングで在庫が無かったり、在庫数が少なかったりということがあります。
在庫切れの場合納期は約3〜4ヶ月とのことで、リノベーションスケジュールやプランに影響が出てしまいますね。
我が家でリノベーションをした時、我が家で選んだカルデバイの浴槽が当時国内で最後の在庫だったため、搬入・施工業者の方曰く、相当神経を使って搬入・工事をしたようです。
搬入・工事中にぶつけたり工具を落としたりして、ヒビが入ったり割れたりすることが結構あるみたいですね。
浴槽の長さと深さのバランス
先程のメリットでもあげた「洋バス仕様で浅い」カルデバイの特徴は、一方でデメリットにもなります。
浅くて身を投げ出したような姿勢でお湯に浸かる洋バスは、基本的に「長さが長い」ため、小柄な方が入浴する場合は、投げ出した足が浴槽の壁にとどかないため不安定な姿勢になり、ゆったり入浴できないことがあります。
また、カルデバイには長さが1,500mmや1,400mmと短めのタイプがありますが、その場合はビーチチェアに身をゆだねるようなゆったりとした姿勢だと足元が窮屈になり、カルデバイの浅い浴槽ではしっかりお湯につかれない、といったデメリットもあります。
結局のところ、カルデバイの浅い浴槽を取り入れたい場合は、使う方の身長にもよりますが、浴槽の長さが少なくとも1,600mm以上のものを選んだ方が良いと思います。
浴室に浴槽が入り切らない場合は、後述する深いタイプの浴槽「ジャパンモデル」を選びましょう。
ちなみに、別売りのオリジナル「バスクッション」を足元に置くことで、浴槽に足が届きにくい小柄な方でも足を当てる場所ができ、安定した姿勢でお湯につかることができるので、こういったものを使うのもおすすめです。
カルデバイの人気のサニフォルムプラス、ジャパンモデルとは?
カルデバイの浴槽を検討する際、浴室のサイズがユニットバス規格の1717サイズ(短辺170cm×長辺170cm)や1616サイズ(短辺160cm×長辺160cm)以上ある場合は選ぶ浴槽の選択肢が広がりますが、
ユニットバスの規格サイズが1418タイプ(短辺140cm×長辺180cm)未満の場合は、長さが1,400mmか1,500mmのタイプのみから選ぶことになります。
その場合の選択肢にあがるのが、カルデバイのベーシックモデル「Saniform Plus(サニフォルムプラス)」。
サニフォルムプラス(Saniform Plus)には、通常の「洋バス(深さ40cm)」モデルと「ジャパンモデル(深さ47cm)」の2タイプあります。
通常の洋バスタイプだと、1,400mmでは標準体型男性では窮屈で、1,500mmでは女性には快適なサイズである一方、標準体型男性が満水状態で深く寝そべり肩まで浸かると、足元が窮屈になり膝がお湯から露出する状態になります。
ユニットバスサイズで1418タイプ未満の浴室で、
- 1,400mmまたは1,500mmの長さの浴槽を入れたい
- 肩までしっかりしっかり浸かりたい
場合は、
- サニフォルムプラスのジャパンモデル(長さ140cm×深さ47cm)
- Cayono(カヨノ):(長さ150cm×深さ40cm)カルデバイの洋バスモデルながらもサニフォルムプラスの長さ150cm×深さ40cmタイプよりは入浴スペースがゆったりしている)
のどちらかを選ぶのが良さそうです。
浴室1418タイプ未満で検討されている方に向けて、簡単にまとめましたので参考にしてください。
長さ(mm) | 幅(mm) | 深さ(mm) | 備考 | |
サニフォルムプラス | 1400 / 1500 | 700 | 400 | 標準体型男性にはあまりおすすめしない |
サニフォルムプラス(ジャパンモデル) |
1400 | 750 | 470 | 1418未満の浴室で深さがほしい場合 |
カヨノ | 1500 | 700 | 400 | 1418未満で洋バスタイプが良い場合 |
ご家族の体格や浴室の形、工事方法によっては浴槽の選択肢が変わってきますので、リノベーション・リフォーム会社、カルデバイの代理店などによく相談して判断するようにしてくださいね。
まとめ
カルデバイ(KALDEWEI)の浴槽は、
- スタイリッシュなデザイン
- 他のホーロー浴槽よりは軽い
- 滑り止め加工がついている
- 洋バス仕様で浅い
- お手入れがしやすい
- 環境に優しい
といったメリットがありました。一方で、
- 価格が高い
- 国内在庫数(在庫がない場合の納期が3〜4ヶ月先の場合も)
- 浴槽の深さと長さのバランス(体格や浴室の大きさに合ったサイズを選ぶ必要がある)
といったデメリットがありました。
我が家ではカルデバイの浴槽を選択して本当に満足していますし、またリノベーションを行うことがあったら、次もまたカルデバイの浴槽を選ぶと思います。
カルデバイの浴槽を検討されている方にとって、少しでも参考になりますように!
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