こんにちは、seaです。
今回は、リノベーション会社とのヒアリングの事前準備についてご紹介します。
リノベーション会社とのヒアリングは、リノベーションプロセスの初期段階で行われるため、顔合わせのような軽い雰囲気で進めてしまいがちです。
ですが、このヒアリングの内容でリノベーションの大枠の方向性が決まってしまうため、ヒアリング前にしっかり準備しておくことは実はとても重要です。
事前準備を怠り必要な情報を後出しにすればするほど、作業に手戻りが発生し、想定外に時間とコストが掛かってしまいます。
我が家の場合、リノベーション会社のヒアリングの前に、ほとんど何も準備をしていませんでした。
案の定、リノベーションの途中で慌てたり、仕様変更したりということがありました。
初めてのリノベーションで勝手がわからず、「プロにリーダーシップを取ってもらえばいいか。」と頭の中で安易に考えていたのですよね。
依頼主である私達がリードをしてリノベーションを進めるくらいの気概でいる方が、リノベーションの完成度と満足度が高くなると思っています。
リノベーション会社とのヒアリングで準備しておきたい必須8ポイントについて詳しく見ていきましょう!
リノベーションのヒアリングの事前準備
リノベーション会社との最初のヒアリングは、リノベーションプロセスの初期段階で行われます。
リノベーションプロセスを把握していない方は、
リノベーションのプロセスをご紹介。実際に経験した我が家だからわかる、各プロセスでの注意点も合わせて詳しくご紹介しています!リノベーションを成功させるために、プロセスをしっかり押さえておきましょう。 こんにちは、seaです。 &n[…]
で詳しくご紹介していますので、宜しければ参考にしてみてくださいね。
ヒアリングの事前準備①:予算
まずはリノベーションのデザイン・仕様の希望や実現性は一切無視して、無理なく用意できる「リノベーション予算」を立ててみましょう。
「2パターン」用意するのがポイントです。

- リノベーション予算:設計・材料・什器・工事費用などのリノベーション費用。リノベーション会社とはこの金額で会話します。
- バッファ(予備)予算:引っ越し・仮住居・家財保管等の費用や、家具・カーテン・アート等の購入予算、その他想定外の追加費用の為に確保しておく予算。
忘れがちですが、リノベーションには、設計、材料、什器、工事費用など直接的に掛かる費用以外にも、仮住まいなどの間接的な費用も掛かります。
思わぬ予算オーバーにならないためにも、バッファ予算も含めたリノベーション予算合計をしっかり把握しておきましょう。
また、予算に応じて、
- スケルトン(骨組以外をまるごとフルリノベーション)
- 既存の内装や造作を活かした部分リノベーション
- 大きく手を掛けずに内装を変更するリフォーム
など、実現方法が変わってきます。
私たち依頼主の予算と要望から、いかに理想的なプランを立てて下さるか、リノベーション会社の経験と提案力がものを言いますね!
ヒアリングの事前準備②:希望完成時期
- 絶対にずらせない入居希望時期
がある場合は、必ず伝えましょう。
無理のないスケジュールを立てることも、リノベーション成功の大きなポイントです。
- スケジュールに追われて仕様検討する時間が十分に取れなかったり
- 完成が遅れて仮住まいの追加費用が必要になったり
と、仕上げ面やコスト面で想定外の悪影響が出てしまうことがあります。

ヒアリングの事前準備③:物件の間取り図を用意
リノベーション物件の間取り図を入手しておきます。
一部しかない場合は、リフォーム会社と自分用に複数コピーしておくと良いでしょう。

ヒアリングの事前準備④:物件規約の確認
集合住宅の場合、物件によっては、例えば床材などで、使用可能な素材等の制限がある場合があります。
物件によって条件が異なりますので、後々のトラブルを防ぐためにも
- 必ず事前に規約内容を確認
するようにしましょう。
手元にない場合には、管理人や不動産管理会社に問い合わせると確認できるかと思います。
タイル貼りの床のリビングに憧れましたが、我が家のマンションでは規約上NGでした。
事前に規約を確認していた為問題ありませんでしたが、後になって制限が判明して、全体の仕様やスケジュールの大幅な修正が必要になっていたら大変でしたね・・・。
ヒアリングの事前準備⑤:現在の家族構成と将来のライフプラン
家族構成、子の有無、ペットの有無、親との同居予定など、現在の状況と将来のライフプランを説明できるようにしておきましょう。
例えば、子ども部屋の確保、バリアフリー仕様、ペットが暮らしやすい造作など、リノベーションで考慮してもらう必要がありますね。

ヒアリングの事前準備⑥:イメージの収集
「百聞は一見にしかず」ということで、言葉だけではなく画像も使ってイメージを伝えるようにしましょう。
①イメージが明確に無い or ワンランク上のインテリアを目指したい or 予算に余裕がある場合
まずは予算・難易度・実現性は一旦無視して、好みの事例・家具・インテリアショップ等の情報や画像などを集めてみることをおすすめします。
経験と提案力のあるリノベーション会社の場合、素人が思いつかないような素晴らしい提案をしてくださることがあります。
②実現したいイメージが詳細レベルで有り or 予算に余裕が無い場合
部屋ごとに「これと同じ様な感じにしてください。」と言える位の細かいレベルでイメージを明示できると良いと思います。
リノベーション会社の提案の幅・自由度は狭まりますが、依頼主の要望と提案のブレが少なくなり、予算を超過するリスクも減らすことができると思います。
避けたいスタイル
また、上記のような実現したいイメージのほかに、好みではないスタイルも明確にあれば、それも説明できるようにしておくと良いです。
我が家の場合は、
- いかにも「リノベーションしました!」という新品な雰囲気は出したくない。経年変化(劣化ではない)を楽しめる仕上がりにしたい。
- プラスチックなど人工的な素材は使用したくない。天然素材でもできる限り表面がつやつや・ピカピカな素材は採用したくない。
- 室内を高彩度の色合いにしたくない、低彩度が好み。
といった避けたいイメージを事前に伝えていました。
ヒアリングの事前準備⑦:物件の不満点・改善点
収納が少ない、壁や天井の凹凸が多くて落ち着かないなど、今回のリノベーションで改善して欲しい不満点は、洗い出しておきましょう。
これも、この時点では予算・難易度・実現性は一旦無視して構いません。
不満点を隠すのではなく、逆に生かした素敵な提案をしてもらえる場合があります。
ヒアリングの事前準備⑧:使用予定の家具やアート
リノベーション後に使用を決めているインテリアのキーとなる家具、照明や飾りたいアートなどがあれば、必ず伝えましょう。
アートを生かした造作や、家具にマッチした内装をデザインしてもらえると思います。

まとめ
この記事では、リノベーションの事前準備として必須の8つのポイントについてご紹介しました。
- 予算を決める
- 希望完成時期
- 物件の間取り図を用意
- 物件の規約の確認
- 現在の家族構成と将来のライフプラン
- リノベーション後のイメージの収集
- 物件の不満な点・改善したい点
- 使用予定の家具やアート
リノベーション会社には、漠然とした希望やイメージをを取り留めなく伝えてしまいがちですが、
リノベーションのプロセスを進める前に、しっかりと事前準備して臨むことを強くおすすめします!
リノベーション会社とコミュニケーションを取りながら、自分の要望を的確に伝えて、希望の空間を実現したいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
リノベーション後の我が家もご紹介しています。
宜しければこちらもご覧くださいね。
こんにちは、seaです。 突然ですが、自宅の断捨離が完了しました。 もともと物が多いタイプではなく、溢れかえった物が目に入ると落ち着かないタイプですが、 多忙なフルタイムの仕事をしていた時には、時間がなくても部屋が散らか[…]
こんにちは、seaです。 年末年始はいかがお過ごしでしたか。 最近は寒さが厳しくなってきて、毎朝布団から這い出るのに勇気がいる季節になってきましたね。 ブログを始めてから早2ヶ月弱。 「美しい紅[…]
マンションならではの洗面室をホテルライクにスッキリ見せるコツを、我が家の洗面室をご紹介しながらお伝えしています! こんにちは、seaです。 以前の記事では、我が家のリビングとキッチンをご紹介しました。 [sitecard su[…]
こんにちは、seaです。 今回は「鏡裏収納って使いにくい?メリット・デメリット、我が家の場合」についてご紹介します! 我が家はリノベーションで洗面化粧台を造作しました。 […]
我が家の浴室のご紹介と、浴室を「ホテルライク」に見せるコツをご紹介しています! こんにちは、seaです。 以前の記事で我が家のリビングやキッチン、洗面室についてご紹介しました。 [sitecard subtitle=以前の記事[…]
こんにちは、seaです。 今回のブログでは「独立型キッチンのメリット・デメリット、我が家の独立型キッチンの事例とすっきり見えるコツ」についてご紹介しています! 前回の記事では、断捨離後の我が家のリビング・ダイニングをご紹介しま[…]