実家で、昔、犬を飼っていた。
「あほみたいに(褒めてます)」テンションが上がって走り出す犬。
私もその頃子供だったから、同じようにテンションマックスで追いかけて犬を煽る。
その当時住んでいた家は、戸建で比較的隣の家との距離が離れていたから、犬と私の大運動会もたまには許されていたのかも。(汗)
今思えば、両親もよく耐えていたな、と。
本当に賢い犬で、人間の言葉をよく理解していたし、かくれんぼの相手もよくしてくれた。
隠れるのも、探すのも。
おかげできっと我が家の床は傷だらけだったに違いない。
19年も長生きしてくれた本当の弟のようだった犬。
「長寿犬」として街から賞状までいただいた。
あんなに健脚自慢だったのに、
徐々に体力が無くなって、大好きなお散歩も気持ちはすごく行きたいのに歩くのがやっとになって。
でも、散歩の途中で立ち止まってしまっても「かわいいね、がんばって。」って私が頭を撫でると、こっちを見てまた健気に歩き出す。
母曰く、全く食欲が無かったのに、最期の食事は大好物だったマグロの赤身と揚げ物(普段はあげない)を起き上がって嬉しそうに全てぺろりと平らげて、
そのまままた横になって、
そのままじっと目を開けたまま、皆の帰りを待っていたらしい。
犬は横たわりながら、最期の最期まで皆の帰りをずっと待っていてくれた。
家族みんなが最期のお別れをすることができた。
大往生のような形で亡くなって、文字通り涙が枯れるほど泣いた。
亡くなってから一週間が経って、当時それとなく誘われていた男性(かなり貴重…)から「さみしいのはわかる。でも、いい加減、いつ会えるの?」と言われて、
すごくむっとして、そこからなんとなくわだかまりが出来て、結局その人とは疎遠になってしまった。(あの頃は若かった。)
あれから、犬と一緒に暮らした月日以上に年月が経ってしまったけれど、未だにあの優しくて賢い犬を忘れることができない。
もちろん、思い出して涙する頻度は、以前よりは随分と減ったけれど。
コロナ禍で自宅にいることが増え、夫婦ともども犬や猫との楽しい暮らしを経験し知っている我が家だから、なんとなく「うちにも来てもらおうか。」という話題になる。
我が家の住環境や日々の暮らしを考えると、犬は難しくとも猫ならきっと我が家で少しはくつろいでもらえるだろう、と思う。
椅子→机→書棚と飛びつたいながら、本の間を縦横無尽に歩き回り。
リビングのコーブ照明にも登りたがるに違いない。
想像するだけで楽しい毎日。
キャットタワーは絶対これにしよう。
リビングに合わせてホワイトが良いかな。
おそろいのベッドも用意しよう。
近所のペットショップで、ずっと売れ残っていた猫。
「引き取るか、どうするか。」我が家で悩んで話し合っているうちに、しばらくするとその猫は引き取り手が見つかった。
良かった。
コロナがおさまれば、また我が家は自宅を不在にすることが増える日々に戻るかもしれない。
猫の一生をまるっと引き受ける勇気がまだ出なくて、YouTubeで「猫 かわいい」「犬 かわいい」と検索して動画を眺めて盛り上がる気持ちを鎮める。
そういえば、我が家のあの犬は「犬猿の仲」ならぬ「犬猫の仲」だった。
野良猫が我が家の庭を我が物顔で横切る度に、言葉通りまさに狂ったように怒りまくっていたっけ。
私が猫を飼ってもあの子は許してくれるだろうか。
そんなことを頭の中でぐるぐる巡らせて、まだ決断できずにいる。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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