こちらのブログではバルミューダ加湿器「レイン(Rain)」のレビュー、選んだ理由や4年間使用してわかったメリット・デメリットをご紹介しています!
1年前のちょうど今頃、新型コロナ感染者を国内で初めて確認。
以前、こちらのマスク収納ケースの記事でコロナに軽く触れていましたが、
こんにちは、seaです。 暖冬だからと気を緩めて多少のんびりと過ごしていたら、週明けから一転、ぐっと「冬らしい」気候になってきましたが、 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 ただでさえ寒くて空気が乾燥するこの季節、「インフ[…]
そこから坂を転げ落ちるように様変わりした世界は、終わりなき悪い夢の中のよう。
そんなコロナ禍で、最近特に冬場の空間加湿の重要性についてメディアで取り上げられることが増えてきています。
コロナには、マスク、うがい、手洗い、消毒などの基本の対策はもちろんのこと、特に乾燥するこの季節は、加湿器などを稼働させて程よい湿度を保つことも効果的なようですね。
コロナ禍前でも、風邪やインフルエンザなどの感染症対策だけではなく、肌の保湿など美容面でも加湿器にお世話になっていた方も多いかもしれません。
我が家でも、朝、ふとんから這い出るのがしんどくなるのを合図に、加湿器を引っ張り出して冬の間ずっと稼働させています。
我が家では4年前に購入したバルミューダの加湿器「レイン(Rain)」を愛用していて、今年で5シーズン目を迎えます。
コロナ禍で加湿器の効果に改めて光が当てられている今、バルミューダのレインの使用感、メリット、デメリットなどのレビューをご紹介します!

加湿器って必要?
「そもそも加湿器って必要?」と、加湿器の必要性を感じない方もいるかもしれません。
ある調査では加湿器を使用している人、使用していない人の割合がほぼ半々だったという結果があるようです。
お住まいの地域やご自宅の構造によっては、加湿器の必要性を感じない方もいらっしゃるかもしれませんね。
我が家の居住地の関東、特に首都圏では冬はスコーンと空が抜けるような晴天が続くことが多く、関東北部からの「からっ風」の影響も少なからずあるのか、一日中空気が乾いているように感じることも多いように思います。
「マンションの部材や構造」のせいもあって(?)、実家の戸建と比べてもなんだかいつも乾いているような気が・・・。
加湿器を使うメリット
私自身も以前は加湿器を使わずに、
「湿度が低いと癖毛が良い具合におさまるし、化粧も崩れないし、冬って最高。乾燥最高。」
と思っていました。
ですが、加齢のせいなのか…ここ数年、肌が本当に乾く乾く。
うっかりすると、ふと見た手元の見た目肌年齢が+20歳はいきそうな勢い。
同じように歳を重ねた夫も、背中やらスネやらが「かゆい、かゆい」と言い出す始末。
しまいには、酷い風邪を引いて2日間寝込んだり。
空気が乾燥していると、のどや鼻の粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるようです。
厚生労働省のサイトでは、
- 湿度を50%〜60%に保つ
ことが感染症予防の一つとして紹介しています。
新型コロナでも同様に、適度な加湿は有効な予防方法の一つと言われています。
- 乾燥によるお肌のトラブルを防ぎたい
- 少しでも感染症のリスクを抑えたい
方は、取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
バルミューダの加湿器レインを選んだ理由
我が家がバルミューダの加湿器レインを選んだ理由は、
- デザイン
- 加湿方式
- お手入れが簡単
の3つ。
それぞれの理由をご紹介しますね。
本体サイズ:φ350mm×H374mm
本体重量:約5.7kg(満水時約10kg)
コード長:1.8m
給水ボウル容量:約4.2L
加湿方式:気化式
適用畳数目安:17畳まで(数字は目安であり使用状況で異なります)
バルミューダの加湿器レインを選んだ理由①:デザイン
ツヤのある温かみのあるホワイトで、壺のような丸みのあるフォルム。

発売当時は「加湿器然」としていない見た目に驚いた方も多いはず。
当初は、cado(カドー)の加湿器のような「モダン」で「シャープさ」が感じられるこれまた素敵なデザインの加湿器もとても気になっていたけれど、

バルミューダの加湿器の「メカニック感」のない丸っこい愛らしいフォルムは、冬の寒々しい室内に温かみを与えてくれるように思います。
無駄を削ぎ落とした幅広いテイストのインテリアに溶け込むデザイン、気に入っています!
バルミューダの加湿器レインを選んだ理由②:加湿方式
加湿器には主に「スチーム式」「超音波式」「気化式」「ハイブリッド式」の4種類の加湿方式があります。
バルミューダの加湿器は「気化式」で、この加湿方式だったのも選んだ理由の一つです。
まずは、それぞれの加湿方式のメリット、デメリットを簡単にご紹介しますね。
それぞれの特徴は製品によって異なるかと思いますが、一般的な特徴としてまとめています。
1.スチーム式
ヒーターで水を加熱して蒸発させ、ファンでその蒸気を放出する方法。
メリット
- パワフルな加湿力
- 加熱するため雑菌が繁殖しにくい
デメリット
- お湯が沸くまで時間が掛かる
- 消費電力が高い
- 蒸気や吹出口が熱くなる場合がある
- 周りが濡れたり結露したりする場合がある
熱くなる場合は、小さなお子様やペットがいる空間には要注意ですね。
2.超音波式
水に細かい振動(超音波)を当てて、霧のような細かい水滴を出す方法。
メリット
- 簡単な構造のため、コンパクトな形状のものも多い
- スチーム式より消費電力が低い
- 起動するとすぐに蒸気が出る
デメリット
- タンク内で雑菌が繁殖した場合、そのまま空気中に放出される恐れ
- 周りが濡れたり結露したりする場合がある
- 吹出口や周りの建具や家具などに白い粉が付く場合がある
- こまめなお手入れが必要
先程のカドーの加湿器はこちらのタイプです。

本体サイズ:φ270mm×H855mm
本体重量:約4.3kg
コード長: 約2m
給水タンク容量:約2.3L
加湿方式:超音波式
適用床面積:〜27㎡(プレハブ洋室17畳)/〜17㎡(木造和室10畳)(あくまで目安のため使用状況で異なります)
3.気化式
水を含んだフィルターに風を送って気化させながら加湿する方式。
バルミューダの加湿器はこちらのタイプ。
メリット
- 消費電力が最も低い
- 雑菌よりも小さな水蒸気粒子のため、雑菌が放出されにくい
デメリット
- 大量の風で加湿するため運転音が大きい
- 構造上、比較的本体サイズが大きめ
- 急速な加湿には不向き
加湿器は常に稼働させるものなので、消費電力が低いのはお財布に優しくて助かります!
4.ハイブリッド式
「スチーム式」+「気化式」や「スチーム式」+「超音波式」など、各加湿方式を組み合わせた方法。
それぞれの加湿方式のデメリットを補っている好いとこ取り進化系ですが、その分比較的価格が高くなりがちです。
アメトーークの家電芸人でも話題になっていた、あの加湿器はこちらのタイプ。

本体サイズ:H405×W390×D245
本体重量:6.4kg
コード長:2.0m
給水タンク容量:7.0L
加湿方式:ハイブリッド式
適用床面積:木造16畳、プレハブ洋室27畳(適用床面積がより広いモデルもあります)
「気化式」であるバルミューダの加湿器を選んだポイントは、
- 蒸気が出ない
超音波式のような蒸気が出るタイプは、蒸気が目に見えて「加湿してる!」と気分が上がりますし、白い蒸気自体に癒やされます。
一方で、「配置に気をつけないと建具や家具がぬれる」「白い粉が付く」などの口コミがあり、気になっていました。
また、特に気密性の高いマンションでは冬でも結露やカビには気をつける必要があるため、パワフルで急速な加湿機能よりも
- 優しく加湿する
点でも「気化式」が我が家には合っているかな、とバルミューダを選ぶことに。
バルミューダの加湿器は、同社の空気清浄機 AirEngineと同じ酵素フィルターを採用。
本体に取り入れた空気に含まれる細菌を分解、ホコリや雑菌を取り除き、清潔になった空気を加湿して放出するため、雑菌が放出されるリスクが少ない点も高ポイントです。
バルミューダの加湿器レインを選んだ理由③:お手入れの手軽さ
迷っていたカドーの加湿器の場合、
- 「週2回以上」の頻度でお手入れが必要
- パーツによっては「ブラシ」を使ったお手入れが必要
- 吹出口や周りに白く付着する場合がある
といった点が気になり、バルミューダは比較的お手入れに手間が掛からない点も決め手となりました。
とはいえ、カドーの加湿器のモダンで素敵なデザイン、今でも店舗で見かける度に「かっこいい・・・。」と少し心がかき乱されます。(笑)
バルミューダの具体的なお手入れ方法は、次の「使ってみてわかったメリット」でご紹介しますね。
実際に4年間使ってみたレビュー
総合評価として「買って良かった!」としか言いようが無い位、気に入っています!
使ってみてわかったレインの「メリット」と「デメリット」をそれぞれご紹介します。
バルミューダの加湿器レインのメリット
まずはメリットからご紹介!
メリット①:汚れの目立たない外観
4年経っても、外側のつやが劣化することなく、ホワイトの色味も黄ばむことなく、購入した当初の素敵な外観をキープ。
つやのある素材の曲線のフォルムはホコリが付きにくく、優しいホワイトの外観はホコリが目立ちません。
我が家では、そういえばここ一週間ほどワイパーで拭き掃除をしていなかったような、、、でも、見た目はピカピカで助かっています。
メリット②:操作・給水が簡単
容器の上部のコントロールリングを回して操作を行うため、直感的に操作可能。
「オートモード」、「マニュアルモード」、「タイマー設定」等々は上部の有機EL画面に表示されます。
過剰な表示も操作も必要ないため、簡単&シンプル。
給水は上部から注ぐだけ。
タンクを取り外したり持ち歩いたりすることなく、これまた簡単&シンプル。
注ぎ口が大きいため、水をこぼしにくい点もポイントです。
給水はほぼ毎日することですし、簡単&シンプルな給水方法は、ちょっとしたことのようで個人的にはとても大きなメリットでした。

液晶部分に残る水滴は、ティッシュ等でさっと拭き取っています!
ちなみに、給水量は稼働中でも有機EL画面でひと目でわかるようになっています。
また、水が完全になくなるとビープ音がして動作が止まるようになっています。

メリット③:静か
「気化式」のデメリットとして先程触れましたが、ファンを回して気化させる方式のため「ファンの音が大きいのではないか。」と購入前は気になっていました。
快適な環境に整えるために寝室に置いて、「うるさくて眠れない!」なんて、悲劇以外のなにものでもない・・・。
設定湿度(我が家ではだいたい50%)に達するまでは、確かにゴォーっとファン音が響きます。
ですが、設定湿度に達すると、
「あれ、動いてる?」
と心配になるくらい、とっても静かです。
蒸気も出ないため、動いているんだかいないんだか、よくわからないくらい。
寝室など静かな場所で使う場合は、
- 常に稼働させておくか
- オートモードではなくマニュアルモードで風量を調節するか
- 寝る前に事前に起動しておいて最適湿度にしておくか
がオススメです。

メリット④:お手入れが簡単
バルミュータの加湿器は、こちら↓のようにシンプルな構造になっています。

どんなに素敵なデザインだったり、高性能だったりしても、「無理なく」「楽に」きれいが保てないと、面倒臭くなって結局使わなくなってしまいますよね。
バルミューダの加湿器も「全くお手入れしなくてOK!」というわけではありませんが、細かい部品を取り外したり、ブラシを使って洗ったりする必要がないため、思っていたよりも負担なし!
お手入れ方法
具体的なバルミューダのお手入れ方法をご紹介しますね。
購入前は「面倒くさそう…。」と思っていましたが、思った以上に簡単。
加湿器のお手入れを怠ると、加湿器の中の発育した雑菌やカビを放出し吸い込むことで体に悪影響を与える場合がある為、面倒でもしっかり行いましょう!
お手入れ①:2週間に1度程度(必須)
- 酵素プレフィルター掃除(掃除機で吸う)
- 給水ボウル、加湿フィルター、銀イオンカートリッジの水洗い
2週間に1度、液晶画面にフィルタークリーニングサインが表示されますので、そのタイミングで行います。
お手入れ②:月に1度(推奨?)
加湿フィルターの月一度の洗浄が推奨されています。
- 吹き出す風が臭う場合→水1リットル:重曹約60グラムにつけ置き洗い(60分〜)
- 水垢を取る場合→水1リットル:クエン酸約6.5グラムにつけ置き洗い(60分〜)
前述の2週間に一度のお手入れは「必ず行うよう」取扱説明書に記載がありますが、こちらは「1ヶ月に一度程度の浸け置き洗いをお勧め」とあるため、厳密にお手入れできなくても問題はないかも。
ただ、気になる方はサイクルを守ってお手入れをした方が安心ですね。
お手入れ③:1年に1度(必須)
- 酵素プレフィルター、加湿フィルターの交換
酵素プレフィルターと加湿フィルターはセットで4,000円程度。
他の加湿器のフィルターと比べるとお手頃なのがありがたいですし、購入して交換するだけなので簡単!

バルミューダの加湿器レインのデメリット
逆に、使っていく中で感じたデメリットをご紹介しますね。
デメリット①:サイズが大きめ
今はまったく気になりませんが、自宅に届いて箱を開けた時の初見は「あれ、思ったより大きくない?」。
広くて天井の高い店舗内では気になりませんでしたが、部屋の広さや置き場所によっては存在感が気になります。
本体の直径が約35cmあり、断面が円形のためちょっとしたスペースに収まりよく置くのは難しいかもしれません。
目立たないようにこっそり置くのではなく、インテリアアイテムの一つとして楽しむような使い方をおすすめします!
デメリット②:におい
お手入れを怠ると、稼働した際に酸っぱいような臭いを発することがあります。
例えば、春先の暖かい時期に水を入れたまま放置をしたり、フィルター交換をせずに翌シーズンを迎えてそのまま使用してしまったり。
臭いがした場合は、前述した重曹による浸け置き洗いが効果的なようです。
臭い=雑菌の可能性が高いため、健康を害さないためにも、バルミューダの取扱説明書通りのサイクルと手順でお手入れをし、指定のタイミングでフィルターを交換するのがおすすめです。
まとめ
バルミューダの加湿器は、それなりにお手入れは必要ですが、操作も給水もとてもシンプル、ランニングコストも比較的手頃で、個人的にはとてもおすすめです。
何より、「メカニック感」のない優しいデザインはインテリアに違和感なく溶け込み、インテリアにこだわっている方こそ末永く愛用していけるのではと思います。
今までこれほどまでに感染症や衛生面に気をつけるタイミングは無かったかもしれません。
冬季の加湿の大切さも一層周知されるようになりました。
一度使うと手放せなくなる加湿器、今は素敵なデザインのものが豊富ですし、お気に入りの一つを見つけてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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