こんにちは、seaです。
インテリアがメインテーマのブログではありますが、不定期で趣味の旅のことなどをアップしています。
今回は少々横道にそれて旅の話を。
少し前の話になりますが、本州の瀬戸内海沿岸から四国を巡る旅を楽しみました。
海に川に山など風光明媚な場所から、伝統的で歴史ある場所、地元ならではの食事など、他の日本の地域と同様にとても魅力的な場所でした。
旅行者として観光地を散策しながら、地元に住人のように溶け込んでいる猫に遭遇するのも実は密かな愉しみになっています。
この旅でも「地域猫」に遭遇することができました。
穏やかで居心地の良い土地柄からか、こちらが恐縮してしまうくらい警戒感の全くない堂々とした猫が多かったように思います。(笑)
あまりにも印象に強く残ったため、観光地のレビューや旅行記ではなく、出会えた「猫たち」をただただご紹介したいと思います。
旅で出会った猫たち
1.坂の町、尾道
尾道は広島県の瀬戸内海沿岸の山と海に囲まれた町です。
「坂の町」として有名ですよね。
観光地でもある「千光寺」や「猫の細道」がある、車では決して入ることができない山の斜面に沿った坂道や階段を息を切らしつつものんびり上がっていくと、
第一町猫、発見。
階段の踊り場の隅っこで小さくなっています。
猫の鳴き真似やちょっとコミカルな動きなどをしてこちらに興味を向けようとしてみましたが、
奮闘虚しく観光客の私達には目もくれず。
すぐ近くの階段にも。
階段の真ん中に足を伸ばすようにしてくつろいでいます。
ふわふわで可愛い!
そわそわしながら通り過ぎましたが、期待に反してこちらの猫もこちらをまったく一瞥もせず。
うーん、ちょっとさみしい。
でも、ここは猫たちの住まいで、私達は単なる一時的な訪問者。
「昼寝中にお邪魔しているんだった。」と謙虚な気持ちを思い出し、気を取り直して引き続き階段を進んでいきます。
階段を上がりちょっとした広場に出ると、
ベンチ下で日差しを避けるようにくつろいでいるキジトラ猫が。
顔側に回りこんでみました。
こちらを一切気にせず、耳をピンと立て、真剣な表情でじっと遠くを凝視しています。
目線を追うと・・・、何もない。(笑)
グリーンの綺麗な目のとても賢そうな顔付きの猫です。
何か特別な思案でもしているのでしょうか。
それにしても、結構な接写になっているはずですが、ずっと「我関せず」のポーズ。
堂々としたものです。
ちなみに、片手をつま先立ちのようにしてちょこんと立てているこのポーズ、ネット上では「フローフェン(floofen)」と呼ばれていて、
猫がとってもご機嫌でくつろいでいる時に見せるポーズとのこと。
「猫にお近づきになれる許可サイン」でもあるそうですが、知らなかった・・・。
キリリとした難しい表情をしていたから、何もせずそっと離れてしまいました。
ちなみに、猫に合った時、家猫と触れ合う時に参考にしてみたいのが、
「猫語レッスン帖」。
猫の鳴き声や仕草などから猫の気持ちを読み解くことができるようになるガイドブックです。
一問一答形式で、イラスト付きで100の行動について説明されています。
飼育方法マニュアルではなく、「こんなことをしている時って、何を考えているのかな?」と猫の気持ちを理解する助けになる本です。
猫の謎の行動の理由がわかって、一層かわいく思えてしまうかも。
さて、ベンチを離れ周りを見渡すと、木陰で岩にへばりつくように横たわっている茶トラ猫を発見。
「ゴツゴツして痛くないのかな。。」という心配もよそに、自分の腕に頭を預けて気持ちよさそうに目を閉じています。
そっと近づき、パシャリ。
ピクリとも動かず爆睡中のようです。
後ろ足が石からはみ出していますね。
なんたる無防備な寝姿。
かわいいなぁ。
だらんと伸びている茶トラからそっと離れつつ遠くに目をやると、木々の間の日向に白いかたまりが。
そっと近づくと、眩しそうに目を閉じて半くつろぎ体勢をしているサバトラ猫でした。
ポカポカ陽気で日差しが暖かそう。
なかなか居心地の良い場所をキープしています。
堂々たるスフィンクスポーズ。
それにしても、このスフィンクスばりの姿勢、爆睡ではなく実際はちょっと頭が冴えているはずですが、
じっと目を閉じ、狸寝入りを決め込んでいます。
一切微動だにせず。
数分間猫の周りに静かにとどまっていましたが、目もひげも、耳さえもピクリとも動きません。
すごい。
時折海からのそよ風が当たって、とても気持ちよさそう。
訪問者を脅威と思わず、人間とうまく共存しているから、こんなにくつろいでいられるのかもしれませんね。
毛がふわふわ。
平和な雰囲気の町の穏やかな猫たちでした。
2.四国最南端の地、足摺岬
四国最南端、高知県南西部に位置する足摺岬。
今にも雨が降り出しそうなあいにくの曇天で、荒ぶるまではいかないものの、軽く白波が立つ海は少しざわざわしています。
ミシュラングリーンガイドで二つ星に選ばれたことのある、雄大な景色。
ただでさえ絶景ですが、晴天であればもっと明るい表情も見せてくれることでしょう。
街から少し離れたそんな観光地にも、
いました、地域猫。
ちょっと若めなやんちゃなトリオです。
人間の足元に寄りつつも微妙に距離を保って、
時折「ちらっちらっ」とこちらの様子を見ながら3匹ではしゃいでいます。
茶トラの猫はちょっと後ろ足に怪我をしていますね、大丈夫かな。。
でも3匹で楽しそう。仲良しですね。ちょっと安心しました。
そんな中、遠くにぽつんと、丸まった茶色い猫が。
駐車場の前の広場の石畳で独り、ぎゅっと目をつぶって座り込んでいます。
そっと近づいても、石のように動かず。
先程の若者たちよりも、ちょっと年上なのかもしれませんね。
貫禄が違います。
足摺岬の猫たちは、人里とは少し離れた自然の中で暮らしているはずですが、
あまり人に警戒心をもたずに、のびのびと穏やかに過ごしていました。
3.日本最古の温泉、道後
最後は、愛媛県松山市にある道後温泉。
日本書紀や万葉集にも描かれた「日本最古の温泉」として知られています。
夏目漱石の小説「坊っちゃん」でも有名ですよね。
道後温泉本館は19世紀終わりに建てられた国の重要文化財であり、一般の人でも気軽に入られる共同温泉浴場でもあります。
そんな観光地の一角のさまざまな店が立ち並ぶアーケード街でも、地元の猫に遭遇しました。
お店の入り口近くを陣取ってだらりと横たわる猫を発見。
声を掛けてみると、面倒くさそうな顔でじろりと睨みをきかせてきます。
商店街の中で人通りが多い所ですが、にぎやかな雑踏をまったく意に介さない様子。
ゆっくり目を逸らして「ふー」っとため息までつかれてしまったので、すみません、退散します。。
すぐ横にちょっとした人だかりが。
覗き込むと、猫がバイクの座席で平べったくなっています。
周りの「かわいい〜。」といった黄色い声にも動じない、堂々とした後ろ姿。
人だかりが消えたのを見計らって、前に回ってみると、
椅子にぴったりと張り付いてくつろぎの様子。
なんと、とぼけた表情。(笑)
ガラガラとスーツケースを引く音や、若者グループの騒ぎ声にも微動だにしない、完全に自分の世界に入って眠り込んでいる様子は、平和そのもの。
鼻の周りの茶色い模様が、ほのぼのとした表情を一層引き立てています。
いわゆる「ゆるきゃら」ばりの、脱力系のかわいさ。
ぐっすり眠っているかと思いきや、飼い主らしき人が「おやつ」を持って近づいた瞬間、飛び起きていました。
なんだ、起きていたんだ。(笑)
以上、瀬戸内海沿岸から四国にかけての旅で出会った猫たちをご紹介しました。
その地その地で気ままに過ごす猫たちは、穏やかな土地の平和の象徴そのもの。
ちなみに、先程ご紹介した「猫語レッスン帖」には、
犬語や、
うさぎ語、
ハムスター語まであるようです。
以前長い間犬を飼っていたので、犬とのコミュニケーションには自信があったのですが、
次にまた犬をむかえることになったら、新しい気持ちでちゃんと読んでみようかなとも思います。
うさ版とハム版も気になります。こちらも読んでみたい!
最後までご覧いただきありがとうございました。
オーベルジュ ドゥ オオイシの宿泊記・レビューです。高松にあるオーベルジュ ドゥ オオイシに宿泊しましたので宿泊記・レビューをこちらのブログでご紹介します! 「オーベルジュ ドゥ オオイシ」は香川県高松市にある瀬戸内海沿いにあるオーベル[…]
こんにちは、seaです。 突然ですが、自宅の断捨離が完了しました。 もともと物が多いタイプではなく、溢れかえった物が目に入ると落ち着かないタイプですが、 多忙なフルタイムの仕事をしていた時には、時間がなくても部屋が散らか[…]
こんにちは、seaです。 今回のブログでは、「リフォームをした我が家の洗面所」とあわせて、マンションならではの洗面室を「ホテルライクにおしゃれにスッキリ見せるコツ」もご紹介したいと思います! 以前の記事では、我が家のリビングと[…]
我が家の洗面室の小物についてご紹介します。洗面室をスッキリ、清潔、上品に見せるための小物についてご紹介しています! こんにちは、seaです。 前回の投稿↓では、我が家の洗面室をご紹介しながら、「洗面室をホテルライク&スッキリ見せる[…]
我が家の浴室のご紹介と、浴室を「ホテルライク」に見せるコツをご紹介しています! こんにちは、seaです。 以前の記事で我が家のリビングやキッチン、洗面室についてご紹介しました。