今回のブログでは、Wynn Las Vegas(ウィンラスベガス)の宿泊記・レビューをご紹介します。
Wynn Las Vegas(ウィンラスベガス)はアメリカ合衆国ネバタ州ラスベガスにある5つ星の高級カジノリゾートホテルです。
ミラージュやベラージオなどの同じくラスベガスの高級カジノリゾートホテルを建設したスティーブ・ウィンが27億ドルをかけて建設したホテルで、その高額な建設費で当時かなり話題になったようですね。
エントランスからロビー、カジノ、室内、隅から隅まで豪華で清潔。ラスベガスは、ホテルはもちろんのこと街全体がまさに「大人のテーマパーク」のよう。
カジノはもちろん人気のショーやレストランなど充実のエンターテイメントを毎日楽しめて、非日常の空間を味わうことができました。
先日、ウィンラスベガスに宿泊しましたので、早速レビュー・宿泊記をまとめてみました。
1.ウィンラスベガスの立地
ウィンラスベガスは、「ラスベガス」と聞いたら誰しもが一番に脳裏に浮かぶあのキラキラした場所「ラスベガス・ストリップ」内の北側エリア、ラスベガスのメイン通りであるラスベガス大通り(Las Vegas Boulevard、日本語では「ストリップ大通り」とも呼ばれています)沿いにあります。
ラスベガスの空港からはタクシーかUberで約15分で到着します。
茶褐色に輝くガラスが規則的にならんだ壁面が美しい曲線を描く、タワー型のホテルです。すぐ隣に姉妹ホテルのEncore At Wynn Las Vegas(アンコール・アット・ウィン・ラスベガス)もあります。
同じく有名な高級リゾートホテル、ザ・パラッツォ、ベネチアン、ミラージュや、ショッピングモールのファッションショー・モール、ドラッグストアまでも徒歩圏。グルメやショッピングにとても便利な場所です!
もちろんアンコール・アット・ウィン・ラスベガスにも外に出ることなく行き来できます。2つのウィンホテルの巨大なエリアを満喫できますよ。
ウィンラスベガスの北側、トランプタワー裏辺りに、もう一つウィンにそっくりな形のビルが建設中でした。もしかしてまたウィングループのホテルでもできるのでしょうか。
2.ウィンラスベガスのエントランスロビー
チェックインを済ませてロビーに出ると、木と花のアレンジの装飾に出迎えられます。手入れがしっかりされていて、いつ見ても美しくアレンジされています!
綺麗な花を背景に写真を撮っている皆様を横目で見つつ今回宿泊する部屋へ向かいます。
宿泊棟へはカジノスペースの間にある通路を通って向かいます。赤い絨毯がひかれ綺羅びやかで品の良い空間に否応なしに期待が高まります。
3.ウィンラスベガスの室内と景色
期待感の高まりを感じながらカジノスペースの横を過ぎ、突き当たりを左に曲がるとエレベーターホールがあります。
エレベーターホールの入口に入る直前の左側に、ショーやレストランなどの相談ができるコンシェルジュデスクがあります。
エレベータを上がり部屋に向かう廊下は、ブラウンで統一されたデザインで、絨毯は柔らかく、壁にも建具にも汚れはなく、完璧に清掃されていて清潔感で溢れています。
今回宿泊するのは上層階の5665号室。重厚なウォームホワイトの扉が出迎えてくれました。いざ室内へ!
室内に入ると右手に浴室とクローゼットがあり、奥に居室が広がります。
ブラウンの落ち着いた廊下の雰囲気とは代わり、室内はベージュトーンの明るいデザイン。壁のモダンなアートが室内に華やかなアクセントを加えます。
ベッドはふっかふかのハリウッドスタイル。もちろん見た目通り寝心地は抜群でした。
ミニバーも充実した品揃えです。
もちろん冷蔵庫も完備。引き出しの左側が、実は冷蔵庫の扉になっています。冷蔵庫はどこかと室内をしばらく探し回ってしまいました。。。(笑)
冷蔵庫の中身の品揃えも充実しています。
目新しい飲み物やお菓子などが気になり、綺麗な色のドラジェに心惹かれ、どんなものかと手に取ろうとしたところ、目に入ってきたのがこの注意書き。
簡単に言うと、冷蔵庫やお菓子などの品物を30秒以上動かすと勝手にチャージします、ということらしいです。
「えっ、誰も見ていないし、返せば良くない?」と思っている方、このなんの変哲もない白いお菓子ボックスや冷蔵庫には何やらセンサーが付いているとの噂。
冷蔵庫も勝手に品物を動かして外で購入した飲料などを入れると$25掛かるようです。
本当にセンサーが付いているのか、どこまで移動させたらセンサーが「はい、移動しましたね。」と判断するのか、、動かしてみたい衝動に駆られましたが、ぐっと我慢しました。(どなたか試したら教えて欲しいです。。。)
「ラスベガスまで来てケチケチするのもいかがなものか。」ということかもしれませんが、結局、砂漠地帯で乾きやすいラスベガス滞在中は、ミニバーのドリンクでは全く足りない為、近くのドラッグストアでミネラルウォーターなどを追加で買って過ごしました。
洗面室もベージュで統一され、艶のあるタイルが敷き詰められていて上品。ダブルボウルでゆったり使えます。
洗面室にはテレビが設置されています。テレビを見ながらの長風呂も楽しむことができそうですね。
アメニティは必要最低限。必要なものは依頼すると持ってきていただけますよ!
シャワー室とバスタブ両方が付いています。
バスタブがあるのは嬉しいですね!
シャワーは、固定式です。
あくまで個人的な感想ですが、今まで泊まったことのあるホテルの中でウィンラスベガスが最も水量が強いと思います。
最大に出すと水で「痛っ!重っ!」と思う位。小さなお子様などは水圧でよろけて転んでしまいそうなのでご注意!
ラスベガスは砂漠地帯にあるにも関わらず、街もホテルも豊富に水が使われていて、枯れた植物も一つも見当たらず、どうやって水源を確保しているのだろうかと非常に気になります。
シャワー室のアメニティもシャンプー、コンディショナー、ボディシャンプーと必要最低限は備えられています。
中国からのお客様が多いのか、中国語でも表記がありますね!
ライティングデスクにはAmazon Echo(アマゾン・エコー)が備えられていました。
音楽のオン・オフ、照明やカーテンの操作、室内の温度の設定等、「Alexa(アレクサ)」に頼めば、手を動かさなくても操作可能です。
この「アレクサ」は英語でしか反応してくれないため、発音や滑舌が悪いとガン無視されます。
ちょっと虚しい・・・。
英語の発音練習にぴったりかもしれません。(笑)
ちなみに、照明やカーテン等の操作はベッド横のサイドテーブルにあるタブレットや壁のタッチパネルでも操作できますのでご安心下さい。
さて、今回は上層階のパノラミックビュールームということで、景色は期待していましたが、想像以上の素晴らしい景色でした。
綺羅びやかなネオンと星のように広がる街の灯りが美しく、しばらく何もせずに見入ってしまいました。
4.ウィンラスベガスのカジノ
ウィンラスベガスのカジノは、ラスベガスにある他のホテルと比べると、セレブリティのような雰囲気の方が多い上品な客層のように思います。
昼間は男性も女性もカジュアルながらも上品な出で立ち、夜は、特にディーラーを相手にするカジノスペースでジャケットやドレスで着飾ったおしゃれな方が多い印象でした。
女優のプリヤンカー・チョープラーや俳優のライアン・ゴズリングのような容姿端麗な方々を見掛けて、いちいち目を奪われてしまいました(笑)。
初心者でも気負いなく、清潔で安全な環境で楽しむことができます。
カジノと同じロビーフロアには、高級ブランドが数多く立ち並んだ通路や、これまた高級ブランドばかりのショッピングモール「Wynn Plaza」があります。
日曜から木曜までは朝10時から夜9時まで、金曜と土曜は朝10時から夜10時までオープンしています。(2023年9月現在)
高級ブランドなどのショッピングも、ホテルから一歩も出ずに夜遅くまで楽しめるのは素晴らしいですね。
ラスベガス滞在のために「もっとたっぷり予算を取っておけば良かった」と後悔しました。。
RED CARD
ウィンラスベガスでカジノを楽しむ場合は「RED CARD」を作るとお得です。
カジノをする度にポイントが貯まるシステムになっていて、ポイントをホテル内のレストランなどで使えます。
また、今後ホテルの予約をする際に通常よりはお得なRED CARD特別価格での予約が可能なようです。
カード作成はウィンラスベガスのカジノ内のRED CARDサービスデスクでできますので、興味がある方は滞在初日に作っておくと良いかもしれませんね。
5.ウィンラスベガスのレストラン
ウィンラスベガスでは、お隣のEncore At Wynn Las Vegas(アンコール・アット・ウィン・ラスベガス)にも1階で繋がっており、ステーキハウスなどのファイン・ダイニングから、スポーツバーのようなカジュアルレストランまで、数え切れない程のレストランがあります。
コンシェルジュなどで予約しても良いですが、空いていれば予約しなくてもすぐに入れます。散策中などに気に入ったレストランを見つけたらその場で予約してしまっても良いかもしれませんね。
またウィンラスベガス以外にもレストランはたくさんありますので、長期滞在しても飽きることなく食事も楽しめそうですね!
今回はこちらで3泊したのですが、色々なレストランを巡って飽きることなく滞在できましたよ♪
滞在中利用する機会がありませんでしたが、ウィンラスベガスの朝食のビュッフェも豪華で人気なようですので、利用されてみてはいかがでしょうか。
ドレスコード
ウィンラスベガスのそれぞれのレストラン毎にドレスコードはありますが、例えば他のヨーロッパ諸国のような厳密なものではなく、ファイン・ダイニングでも「スマートカジュアル」であれば問題無いようです。
- 女性はドレッシーでエレガントであること
- 男性は、襟のあるシャツやポロシャツ。短パンや運動着、サンダルのような指先が開いた靴はNG。
ただ、ドレスコードはお店によって異なる為、行く前にチェックしてから向かうことをおすすめします。
男性も女性も夜は思い思いにドレスアップしている方が多く、その雰囲気を愉しむのもラスベガスの醍醐味の一つかもしれません。
6.ウィンラスベガスでのナイトライフ
ウィンラスベガスではナイトライフとして、カジノの他にも楽しめる施設が揃っています。
ショー
ラスベガスといえば「ショー」を楽しみにしている方も多いかと思います!
ウィンラスベガスでは「Le Reve(ル・レーヴ)」が定期開催されています(2023年現在は休止)。人気の「O(オー)」と同じ水を使ったショーで、とても評判が良いようですよ。
2023年9月現在では「Awakening」というショーが行われています。
ショーのナレーションを俳優のアンソニーホプキンスがされていて、こちらのショーも評判が良いようですね!
- 日曜、月曜:19時
- 火曜、金曜、土曜:19時と21時半
- 水曜、木曜:休演
というスケジュールになっています。
講演内容やスケジュールが変更される場合もありますので、予約の際にホームページ等でチェックしてみてくださいね。
ラスベガス訪問前にショーの予約していくと安心ですが、予約していなくてもタイミングによっては当日券が入手できますので、予約し忘れた場合も空席チェックをしてみてはいかがでしょうか。
私は「O(オー)」を観ましたが、当日券を購入できましたよ!
ライブイベント
ホテルのプールEncore Beach ClubやクラブイベントスペースのXS Nightclub、Encore Theaterなどウィンリゾート内のイベントスペースでは著名なアーティストのライブが高頻度で行われています。
XS Nightclubは著名な旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」で世界で最もホットなクラブに選出されたこともあるようです。
出演者のラインナップは、David GuettaやAllesso、Marshmelloなどの人気トップDJや、DrakeやLionel Richie、Diana Ross、Brian Adamsなどの大御所やトップアーティストばかりです。日本ではなかなかお目にかかれない方々ばかりで本当に羨ましい。
滞在中は2017年にグラミー賞を受賞したThe ChainsmokersがXS Nightclubで出演予定でした。
好きなアーティストだったのでとても行きたかったのですが、同行者の体調不良と、もう若くは無く体力も無いのでやめました。。。
ラスベガスでは、ウィンラスベガスだけではなく、他の場所でも頻繁にライブを行っています。
滞在中もLady GagaやBoys Ⅱ Menなど日本ではなかなかチケットの取れない有名アーティストのショーがありましたので、興味がある方は、事前に予定をチェックして行くことをオススメします!
7.ラスベガスの治安
ラスベガスはホテル周辺やメイン通りなどの観光地であれば治安がとても良いと思います。
夜間でも人通りは絶えませんし、アメリカでは珍しく、ストリップ大通りやホテル内のプールやカジノであれば飲酒は許可されています。
昼間でも、何リットル入るかわからないような巨大なカクテルを手にうろうろしている方も多数。素晴らしく晴れた快適な気候も相まって皆様陽気でとても楽しそうです。
ですが、場所によっては観光客でも柄の悪めな人や、必要以上にテンションが高めの方もいます。
- 飲んで酔っ払った他の観光客とトラブルになる
ことがあるので、周りを注意して滞在するようにしましょう。
また、トラブルに巻き込まれるのではなく、陽気な街の雰囲気にのまれ、自分がトラブル源になる可能性もあります。
- 飲みすぎて泥酔してしまうと警察に拘束される
場合があるので、飲みすぎには十分注意しましょう。
安全とはいえ、それはカジノやメインの大通りなど観光地が限定で、そこから離れると、ラスベガス全体では凶悪犯罪が起こっていますので、十分気をつけて下さい。
- メイン通り以外や、メイン通りでも暗い場所には夜間は立ち入らないようにしましょう
- 夜間の長時間の移動はタクシーやUberを使うようにしましょう
また、ホテルやショッピングエリア、カジノ、ストリップ大通りなどでもスリや置き引きの被害は多発しているようです。
- 他の海外旅行と同様に、被害に合わないよう十分周辺を警戒しながら楽しむようにして下さい。
ストリップ南側からストリップ大通りを散策しながらウィンラスベガスに戻る際、背後からずっと付いてくる男性がいました。
雰囲気などに明らかに違和感があり、途中で立ち止まってiPhoneを見るフリなどした所、Uターンして戻っていきました。
ラスベガスでは日本人観光客は目立つ為、付けられて油断した隙にすられたり置き引きにあったりすることもあるようです。
観光客が多い明るい場所でも十分注意して行動するようにして下さい。
まとめ
ヨーロッパなどの古都や自然を愉しむ観光が好きな私、「ラスベガスって人工的な街でしょ?どうかなぁ。」と今までちょっと斜に構えていました。
心から反省します。
古式ゆかしい文化や建造物が残る古都や、自然豊かなビーチリゾートとは全く違う、テーマパークのように完璧に整備された街の美しさと華やかさが新鮮で、とても楽しい休暇を過ごすことができました。
街中が休暇を楽しむハッピーオーラ全開の観光客で溢れ、ウィンラスベガスの豪華さとホスピタリティに自分もセレブリティになったような高揚感を感じ、徹底した非日常の世界で滞在することで、思いもよらぬ物凄いリラックス効果を得ることができました。
豪華さと上品さでラスベガスの中で群を抜くホテル、ウィンラスベガスは、ラスベガス滞在初心者もリピーターも満足するホテルではないかと思います。
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