こんにちは、seaです。
今回は「望楼NOGUCHI(ノグチ)登別の宿泊記・レビュー」をご紹介します!
北海道に古くからある名湯「登別」。
望楼NOGUCHI登別は全室温泉展望風呂を備えたスイート仕様のゲストルームとサービスで迎えてくれる、口コミで評価が高い宿です。
9月後半に一泊二日で訪問し滞在体験を写真と共に詳しいレビューとしてまとめましたので、ご紹介しますね。
1.望楼NOGUCHI登別へのアクセス
「望楼NOGUCHI登別」は北海道の中南部に位置する登別市の登別温泉街にあります。
さすが日本有数の名湯、人気の温泉地だけあって、さまざまな手段で訪問が可能です!
無料送迎バス
- 札幌駅(往復共に1日1便ずつ*)
- 新千歳空港(往路2便、復路1便*)
の無料送迎バスが利用可能です。
利用する場合は事前に送迎バス予約申し込みフォームでの予約が必要ですのでご注意を!
*最新の時刻表はホテルのホームページでご確認ください。
高速路線バス
- 札幌駅(高速おんせん号:道南バス)
- 所要時間:約1時間50分
- 新千歳空港(高速登別温泉エアポート号:道南バス)
- 所要時間:約1時間13分
ホテルから徒歩1分の足湯入口まで直通バスが運行されています。
車
- 高速利用:道央自動車道・登別東インターチェンジより道道2号線で約7km(15分)
- 一般道:登別駅前交差点より道道2号線で約9km(20分)
ホテルの駐車場が無料なのも嬉しいですね。
JR
- JR登別駅より路線バスで「足湯入口」まで約25分、「足湯入口」より徒歩約1分
ちなみに、登別バスターミナルからホテルへはなだらかな坂を上り徒歩約15分です(タクシーもあり)。
2.望楼NOGUCHI登別の外観
かねてより行きたかった憧れの名湯、登別!
その中でも望楼NOGUCHI登別は、和モダンでスタイリッシュなデザイン、全室スイートルーム仕様のゲストルーム、泉質抜群の温泉、北海道ならではの食材を使った美味しい料理とオールマイティーに評価の高い人気のホテル。
近くの地獄谷散策を楽しんだ後、チェックイン時間ぴったりに到着!
建物はブラウンを基調にして重厚感があり、スタイリッシュな和モダンの外観。
3.望楼NOGUCHI登別のエントランス
早速エントランスへ。
入口にある望楼NOGUCHI(登別)の文字が目に入り、期待が一層高まります。
余談ですが、「登別温泉」という言葉、私の中でなぜかノスタルジック・羨望の記憶を呼び起こす魅力があります。
幼少時代、家でよく使っていた名湯シリーズ系の入浴剤、その中でもお気に入りの一つは「登別の湯」でした。
おそらく、「(子供にとって)遠い北海道という大地」の「名湯」という組み合わせをことさら特別に感じていた、そんな影響もあるかもしれませんね。
さて、早速ホテルの中に入ります。
意外にもこじんまりとした空間で、とても静かです。
エントランスラウンジが豪華なリゾートホテルも良いですが、湯治・リラックス目的の温泉宿はおこもり感のあるラウンジも似合います。
陰影のある落ち着いた廊下には仏像のオブジェも。
エレベーターホールもダークカラーを基調にしたインテリアと控えめな照明で、「おこもり感」のある落ち着いた雰囲気です。
4.望楼NOGUCHI登別の室内
先ほどのエントランスラウンジで滞りなくチェックインを済ませ、早速お部屋へ。
今回泊まるのは5階の1051室、ラグジュアリースイートというお部屋です。
お部屋のエントランスの手前に、まずガラスのエントランス扉がありました。
扉を入ると個室専用の長い廊下になっていて、その先に部屋に入る本扉が。
高級感+プライバシーの演出、素敵ですね!
エントランスなのにこのスペース、とても贅沢な造りですよね。
室内用スリッパはもちろん、外履き用の下駄と靴べらも用意されていました。
早速中に入り、室内を撮ってみました。
今回のお部屋は100平米とのことで広いだろうと思っていましたが、期待にたがわずとても広い!
清潔感のあるシンプル和モダンな空間で、キリッとしたデザインの家具と明るい木目の落ち着いた感じが混じり合って良い雰囲気。
「ホテルに来た!」という高揚感と「温泉宿でゆっくりしたい!」という寛ぎ感、両方を叶えてくれます。
広大なワンルーム。
仕切りの役割でもあるローチェストから見たベッドスペースも、とても広々としています。
ちょっとしたアームチェアもあって、ベッドサイドもこのゆとり。
ローチェストは机にもなっています。
この室内の広さと、後ほどご紹介する収納の多さも鑑みて、会社が許せば湯治をしながらのワーケーションも可能かもしれませんね!
広々としたソファー。
大の大人が2名で横になってもあり余るほどのゆったりとしたサイズです。
部屋の隅には棒状のモダンな照明も。
収納もとても充実しています。
今回は一泊二日の滞在でしたが、使いこなせずもったいないくらい。
ぜいたくに長期滞在でも全く問題なさそうですね!
半纏、使い捨てスリッパとたくさんのハンガーも備えられています。
部屋着は浴衣とパジャマ、作務衣の3種類。
室内だけではなく、館内も浴衣または作務衣でくつろげます。
(パジャマは室内専用ですのでご注意を!)
もちろん、バスローブも。
金庫もあって、安心。
全室スイートを謳っていらっしゃるだけあって、フリードリンクも充実しています!
布カバーが掛けられていたのはティーセット。
有機珈琲、紅茶、ハーブティーなど様々な種類がありますね。
コーヒーミルやコーヒーメーカー、お湯が沸かせるポットも。
冷蔵庫の中のドリンクも全て無料なのは嬉しいサービス!
湯上がりにお部屋でくつろぎながらゆったりビールも楽しめますね。
テーブルの上にはタブレットも。
タブレットで
- 館内案内
- 最新情報
- ホテルで販売しているお土産の購入
- 個室岩盤風呂の予約
などが可能です。
人気のホテル限定きんつばなど、前日までの予約が必要なお土産もありますので、要チェック!
わざわざ電話や内線で問い合わせをしなくてもタブレットで事が足りる仕組み。
完全にリラックスしたい、おこもり感を味わいたい方にぴったりのサービスですね。
さて、洗面室に移動してみます。
白いタイル張りの明るく清潔な雰囲気で、こちらもとてもゆったりとした造り。
アメニティも必要十分に備えられていますね。
石鹸は、タイ生まれのナチュラルなスキンケアブランド「THANN(タン)」。
女性の基礎化粧品はもちろんのこと、男性用のシェービング化粧品やヘアトニックなども用意されています。
ドライヤーはREPRONIZER(レプロナイザー)。
数万円する高級ドライヤー、一度使ってみたかった!
洗面台の背後には収納扉が。
タオルが入っていました。
5.望楼NOGUCHI登別のお風呂
今回の宿で一番楽しみにしていたのは、やはり温泉!
気合いを入れてチェックイン時間ぴったりに訪問したので、夕食まで時間がたっぷりあります。
到着早々、お部屋の温泉を楽しむことにしました。
個室の展望風呂
湯量と泉質の多さから「温泉のデパート」と称される登別温泉。
9種類ある登別の泉質の中で、望楼NOGUCHI(ノグチ)で楽しめるのは、登別温泉の代表ともいえる乳白色の単純硫化水素泉(硫黄泉)。
源泉掛け流しの白濁した湯と硫黄の香りに「これ、これ!」と気持ちが昂ります。
浴槽は、大人二人が同時に入ってもゆったり余裕なサイズ。
窓からは山の緑が楽しめます。
外部の視線が気になることはありませんでしたが、窓の下の方が曇りガラスになっていて一応安心感が有り。
洗い場にはシャンプー、コンディショナー、ボディソープが2種類ずつ。
MIKIMOTO COSMETICS(ミキモトコスメティックス)とTHANN(タン)を気分に合わせて使い分けることができました。
それにしても、この白濁したお湯、最高です!
名湯の誉れ高いのには理由有り。
お湯に浸かってすぐに「近いうちに、絶対また来よう!」と心に誓いました。(笑)
大浴場
個室の温泉でも十分過ぎるほど楽しめるのですが、せっかくなので大浴場にも足を伸ばしました。
マナーを重んじて、大浴場の写真は撮っておりませんのでご容赦ください。
大浴場は広々とした内風呂と雰囲気の良い露天風呂があり、いずれも源泉掛け流しです。
訪問時も宿泊客は結構いらっしゃったかと思いますが、ほぼ貸切状態でお湯を堪能できました。
部屋付きの風呂で相当満足できますが、ゆったりと名湯を満喫できる大浴場もおすすめです!
気候の良い夜は露天風呂から星空を眺めることができるようですよ。
結局、1泊2日の滞在中、
- 個室展望風呂:夕食前2回、就寝前1回、翌朝起き抜け1回、朝食後1回、チェックアウト前1回
- 大浴場:夕食後1回
と、合計7回も湯に浸かっておりました。。(身体がふやけそう。)
何度浸かっても気持ちが良い湯で、大満足。またぜひ来訪したいです!
6.望楼NOGUCHI登別の岩盤浴
今回、一休の特典で貸切岩盤風呂も利用しました。
通常、
- 2名用個室1室(60分)3,300円(税込)
- 4名用個室1室(60分)5,500円(税込)
で利用可能です。
(事前に要予約ですが、部屋にあるタブレットでも予約が可能です。)
今回は2名用個室にて60分の岩盤浴を楽しみました!
鍵付きの清潔な個室には、籐製のアームチェアが2つ。
岩盤風呂に敷くタオルと岩盤浴用の作務衣も準備されています。
冷蔵庫が備えられていて、500mlのミネラルウォーターが2本用意されていました。
岩盤風呂もしっかり清掃され、清潔に保たれています。
落ち着いた照明の室内に入り温められた岩盤に横たわると、体の芯から温まり汗ばむ程度の心地よい温もり。
体を内部から温め新陳代謝を活性化し、冷えや肩こり、むくみなどを解消する効果がある岩盤風呂。
60分間時間ギリギリまで、思う存分リラックスすることができました!
7.望楼NOGUCHI登別のラウンジ・館内
湯上がりのお散歩がてら、館内ラウンジ「KOMOREBI(コモレビ)」を訪問してみました。
ホワイトを基調にしたシックでスタイリッシュな空間です。
- ラウンジの営業時間:7時〜24時
ラウンジでは、
- コーヒーやソフトドリンク
- 生ビールやハイボール等の湯上がりアルコールサービス(14時〜21時)
を無料で楽しむことができます!
ちなみに、本格的にアルコールを楽しみたい方は、ホテル内のバー「ZERO」を利用するのもおすすめ。
気の温もりとモダンさがミックスしたおしゃれで落ち着いた空間です。
こちらのバーの飲み物は有料ですが、ゆったりとしたひとときを本格的なお酒と共に味わいたい方にもおすすめです。
館内には、経営者の野口氏が選んだや北海道を舞台にしたミステリーを揃えた24時間営業のライブラリー「のぐち文庫」と、
お土産やオリジナルグッズが購入できる「セレクトショップDO」もあります。
個人的には特に、北海道産ミルクジャムが気になりました!
セレクトショップで直接購入しても良いですし、セレクトショップにあるお土産は部屋にあるタブレットで購入し、チェックアウト時に受け取ることも可能です。便利ですね。
- セレクトショップ営業時間:8:00〜22:00
8.望楼NOGUCHI登別の夕食
温泉を繰り返し楽しみ、部屋で十分寛いだ後は、待ちに待った夕食の時間。
部屋を出て食事処に向かいます。
食事処は雰囲気の良い個室で、掘りごたつと座椅子のスタイル。
早速お料理が運ばれてきました。
お料理は創作懐石スタイル。
口コミでも美味しいと評判高く、期待が高まります!
ここからは夕食メニューを詳しくご紹介しますね。
まずは、食前酒の梨のオリジナルカクテル。
日本酒のひやおろしと梨のオリジナルカクテルで、甘さとスッキリさが食欲をかき立てます。
続いて前菜。
上から時計回りに、ドライフルーツ&しめじの白和え、北海道産炙りタコのラビゴットソース、平取産豚肉リエットのカナッペ、フォアグラのブリュレ(ブドウジャムと共に)、サンマの北海焼き、里芋のパンナコッタ。
秋らしい美しい盛り付けと、様々な調理方法で丁寧にアレンジされた季節の食材を楽しめました!
次は、萩真丈の菊花仕立て。
9月の中秋の名月を意識した先椀。
秋の七草「萩」の名の満月に見立てた丸い真丈は海老、舞茸、銀杏と邪気を払うと言われる小豆で仕立てられています。
真丈は大好きで、毎回楽しみにしているお料理の一つ。
良質な食材から染み出した脂が椀の中でキラキラ輝き、出汁と真丈の旨味とほのかな甘味のバランスが素晴らしい一品。
お造りは、左から噴火湾産ヒラメおぼろ、本マグロの中トロ、北海道産イカソーメンといくら、ボタンエビ、苫小牧産ホッキ貝。
先ほどまでの美味しい料理で気持ちがたかぶってしまい、ついうっかり写真を撮り忘れ。
すみません、好物のヒラメをいの一番食した後、慌てて写真を撮りました。。
北海道の新鮮な海産物、期待にたがわずの美味しさでした!
わさびは用意されたものではなく、その場ですりおろして香りが立った新鮮なものを楽しむスタイル!
醤油もこだわりがあり、土佐醤油と青南蛮醤油を食材毎に使い分けて美味しくいただきました。
こちらはメニューを失念してしまったのですが(再びすみません。。。)季節の天ぷらです。
盛り付けと赤紅葉が秋の訪れを感じさせてくれますね。
次にお魚料理。
白老産ドナルドサーモンのミキュイ&エビのキッシュ。
北海道内でも一位、二位を争う透明度の高い水質の良いクッタラ湖で育った、脂の乗った清らかな味わいのサーモン。
オマールソースと燻製ミルク泡をアクセントに。
洋風のおしゃれな盛り付けで目と口両方で楽しみながら味わうことができました。
メインのお肉の料理は、北海道産牛ヒレ肉の石焼ステーキとアッシュパルマンティエ。
アッシュパルマンティエとは、細かく切ったお肉をじゃがいもと一緒にオーブンで焼き上げたお料理。
牛ヒレ肉は石焼きしながら、お好みでトリュフ塩、ポルト酒のソース、マッシュルームのタプナードでいただきます。
右下の巻き寿司のようなものは、この時期に広大な畑で見られる「牧草ロール」をイメージした肉料理。
北海道の秋を感じながら、全て美味しく完食!
締めは北海道ブランド米「ゆめぴりか」の釜炊きご飯と赤味噌のお味噌汁。
左から、白菜の紫蘇漬け、登別「藤崎わさび園」のわさび昆布、カスベの煮こごり、ホッケとキノコのポン酢あえ。
ご飯のお供も北海道ならではの食材で、最後のご飯一粒まで美味しくいただきました!
デザートも凝った盛り付けで最後まで華やかな雰囲気が続きます。
左上から時計回りに、旬の柿と梨と余市産ケルナーの白ワインを使用したサバイヨン、さつまいものいがぐり仕立て、紫いもを渋皮マロンのモンブランケーキ、北海道産チーズのクレームダンジュ。
一つ一つに手間暇掛けたデザート、今日1日を振り返り談笑しながら、コーヒーと共に美味しくいただきました。
地元北海道の食材をメインに、一品一品丁寧にアレンジされた美しく盛り付けられたお料理。
目も口も五感を飽きさせないホスピタリティーと料理へのこだわりが感じられ、大満足の時間を過ごすことができました。
和洋折衷のお料理のため、伝統的な「ザ・和風」な懐石にこだわる方でなければ、とても楽しめると思います!
9.望楼NOGUCHI登別の朝食
昨日から何度も温泉に入り、今朝ももちろん朝風呂からスタート。
リラックスを極めた身体へのダメ押し的な豪華な朝食に、再び心が躍ります。
お目覚めの1杯ということで、左から登別酪農館の牛乳、のぐち北湯沢ファーム産の野菜ジュース、ハスカップジュース。
ここでも北海道産のこだわり食材が使われ、好印象なスタート!
彩りサラダに、
豪華な和朝食!
和牛ロースはもちろん北海道産の黒毛和牛。
白湯のしゃぶしゃぶでいただきます。
朝から牛の脂と旨味が五臓六腑に染み渡り。朝からこんな贅沢して良いのかしら。
朝食もほとんどの食材が北海道産。
もちろん炊き立てご飯も「ゆめぴりか」でした。
デザートももちろん付いてきました。
左から、ヨーグルト(マーマレードジャムを乗せていただきます)、ライチゼリー、フルーツ、コーヒージュレでいただく望楼登別オリジナルのマリトッツォ。
これまた望楼登別オリジナルのブレンドコーヒーと共に。
まとめ
望楼NOGUCHI(ノグチ)登別では、名湯三昧でリラックスしたとても満足いく時間を過ごすことができました。
天下の名湯登別温泉街に位置する立地と、和モダンでスタイリッシュな居心地の良い空間、源泉掛け流しの唯一無二の良質な温泉、北海道ならではの食材を贅沢にアレンジした美味しい料理。
温泉宿ならではのリラックス感とホテルステイの豪華なおこもり感を愉しめる素敵な大人のためのホテルです。
一度経験すると忘れられない泉質の温泉。
次回は両親も連れてぜひ訪問したいと思います!
一休.comや楽天トラベルなどでも宿泊者の口コミ評価が4.4〜4.5(2023年9月現在)と高評価!
トラベルサイトでは不定期でセールも行っているようですので、気になる方はチェックされてみてはいかがでしょうか。
じゃらんで望楼NOGUCHI登別を見る 一休.comで望楼NOGUCHI登別を見る
ホテル基本情報
ホテル名 | 望楼NOGUCHI(ノグチ)登別 |
住所 | 〒059-0551 北海道登別市登別温泉町200-1 |
電話番号 | 0570-02-6570(受付時間 10:00 – 17:00) |
ホームページ | https://www.bourou.com/ |