世界的IT企業の本社やベンチャー企業が集まる、自由でイノベーティブな風土から生まれるテックビジネス最先端の都市。
美しい景観と穏やかな気候、西海岸ならではのオープンな雰囲気など、観光地としても人気の都市です。
ゴールデンゲートブリッジやケーブルカー、フィッシャーマンズワーフ、ちょっと足を延ばせばカリフォルニアワインで有名なナパバレーなど見どころもたくさんあります。
この記事では、サンフランシスコで観光地に近くて特に危険な地域についてまとめています。
治安が悪く絶対足を踏み入れてはいけない危険なエリアもありますので、ぜひ参考にしてください。
サンフランシスコの危険な地域とは?
サンフランシスコは観光地と危険な地域が隣接しているのが特徴です!常に危険と隣合わせといっても過言ではありません。
特に危険な地域を事前にしっかり把握してから訪問しましょう。
1.Tenderloin (テンダーロイン)
この地域は夜間のみならず昼間でも絶対に足を踏み入れてはだめです!
「踏み入れないほうが良い」ではなく「絶対に踏み入れてはだめ」ですよ。
薬物売買や、窃盗、暴行など凶悪犯罪が多発している、サンフランシスコで最も危険な治安最悪エリアと言われています。
目印としては、ユニオン・スクエアの西側の
- Taylor Street(テイラー・ストリート)より西側
- Van Ness Avenue(バン・ネス・アベニュー)よりも東側
- Geary Street(ギアリー・ストリート)より南側
- Market Street(マーケット・ストリート)より北側
に囲まれる地域です。
Hilton San Francisco Union Square(ヒルトン・サンフランシスコ・ユニオン・スクエア)を目印にそれより西側には昼間でも足を踏み入れないようにしてください。
有名デパートや有名ブランドの路面店が立ち並ぶユニオンスクエアエリアやサンフランシスコのメイン通りのマーケットストリートに隣接する為、ショッピングや散策をしているうちに、知らないうちに立ち入ってしまう距離なので、十分注意しましょう。
Uberで移動した際にこのエリアを実際に通り過ぎたのですが、周りの観光地とは明らかに雰囲気が異なりました。
徐々に雰囲気が変わるのではなく、このエリアに入ると本当にがらっと街の雰囲気も人も変わります。
最近のUberの車は後部座席の窓ガラスにスモークを貼っていて、外からは見えないようになっていることが多いですが、それでも外部から見えないように思わず身を屈めてしまった位です。
テンダーロインにTwitter(現X)本社ができて一時期話題になりましたが、興味本位に見に行かない方が良いと思います。。
2.Mission District(ミッション地区)
おしゃれなショップやカフェ、バーが点在し、サンフランシスコの流行の発信地として観光客に人気のエリアになっています。SNS映えするポイントが多く、カメラ片手に出歩きたくなりますね。
近年シリコンバレーの企業に勤務する人の住居としても人気の地域で、賃料の高騰が著しい人気急上昇中のレジデンシャルエリアでもあります。
日本でも人気のDandelion Chocolate(ダンデライオンチョコレート)やHeath Ceramics(ヒースセラミックス)もミッション地区にありますね。
食器が好きでHeath Ceramicsによく行きますが、周辺は人通りが少なく、昼間でも一人で散策するには躊躇する雰囲気がありました。
最近急激に治安が改善されつつあるとはいえ、人通りの少ない場所や路地の散策や夜間の外出は避けてください。
特にBART駅の周辺は雰囲気が悪い為、ミッション地区へ行く場合は電車ではなく、Uberやタクシーを使うようにしましょう。
3.South of Market (SOMA/ソーマ地区)
- Market Street(マーケット・ストリート)より南側
- Townsend Street(タウンセンド・ストリート)より北側
- フェリービルディングやピア33があるEmbarcadero(エンバーカデロエリア)から11thストリートまで
に囲われたエリアが該当します。
特に4thストリートから10thストリートまでのエリアの北側の地域(マーケットストリート側)は犯罪率が特に高いエリアです。
観光客やビジネスマンで溢れる、活気あるサンフランシスコ随一の大通りマーケットストリートでさえ、4thストリート以西に入ると、歩行者の質や街の雰囲気ががらっと変わります。
「あ、治安が悪い地域に入ってきたな。」とすぐにわかると思います。
Marriott Marquis San Franciscoの4thストリートを挟んだ向かい側にTrader Joe’sがあって、日々の買い物に便利だったのですが、たったワンブロック移動するだけでも治安の悪さを感じました。(Trader Joe’sの入口には警備員がいますし、店内は清潔で安全面でも全く問題ありませんでした。)
徒歩での観光や移動の際にはMarriott Marquis San Franciscoを目印にするようにしてください。
4thストリートと5thストリートの間のマーケットストリート沿いに、Westfield San Francisco Centreという高級ブランドも入った大きなショッピングモールがあります。
有名ショップが多数入っているので、ショッピングで行かれる方も多いと思います。
周りを十分に警戒しつつ楽しむようにしてください。
ソーマエリアでは、特に4thストリート以西の地域は、昼間でも用事がない限り立ち入らないようにし、人通りの少ない場所や路地には入らないよう、マーケットストリートのような大通りでも夜間は極力出歩かないようにしましょう。
対策とまとめ
上記3つの地域以外の場所でも、スリや暴行などの犯罪に巻き込まれる可能性はあります。
- 昼間でも十分注意して行動する
- 人通りの少ない寂しい場所や路地には立ち入らない
- 複数人であろうと夜間はなるべく徒歩で出歩かない
- ディナーやライブの後はUberやタクシーを利用する
ようにしましょう。
その他サンフランシスコ滞在の注意点として、下記にも留意しましょう。
- 外務省や在米日本大使館の海外安全情報やガイドブックなどで事前に最新の危険情報を収集しておく
サンフランシスコだけではなく、海外の訪問地全てに言えることですね。
外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
在サンフランシスコ日本国総領事館:https://www.sf.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
サンフランシスコ市警察(The San Francisco Police Department)のインシデント報告や一般の方からの自己報告等をベースにした犯罪マップも公開されています。細かい情報のため必須ではありませんが、最新データが公開されていますので気になる方は以下Crime Mapも確認されると良いかと思います。
San Francisco Crime Report | Live Map(英語):https://www.civichub.us/ca/san-francisco/gov/police-department/crime-data
- 観光や移動する際には、目的地を事前に調べて適切な移動手段と経路で向かう
公共交通機関ではなく、Uberやタクシーを利用することも検討したほうが良いかもしれません。
- だらだら歩かず、十分周りを警戒して歩く
サンフランシスコの人は皆様歩くのがとっても早い!悪目立ちして犯罪者に狙われないよう十分注意したいですね。
- リゾートファッションのような肌の露出の高い服装や派手なファッション、あからさまにわかるブランドバッグを持って出歩かない
サンフランシスコの街を歩いている人は色が地味目で機能的でシンプルな服装の方が多いです。せっかくの旅なのに変に地味にする必要はありませんが、華美な目立つ格好を避けた方がトラブルに遭うリスクを減らせると思います。
以上、なんだか全体的に不安にさせるような内容になってしまいましたが、
サンフランシスコは、危険な地域を避け節度を持って十分注意して行動すれば、トラブルにあうこともなく、本当に魅力的でとても楽しい街です。
Uberの運転手さんはアメリカ国外や他の街から移ってきた方も多いようで、サンフランシスコは「街が綺麗で、食事も美味しいし最高!気に入ってるよ!」と声を揃えておっしゃっていました。
旅立ちの前に、事前に下調べをしてリスクを減らし、思い出に残る素敵な旅を楽しみましょう!
こんにちは、seaです。 今回は「San Francisco Marriott Marquis(サンフランシスコ・マリオット・マーキス)についての宿泊記・レビューと基本情報」をご紹介します。 サンフランシスコ・マリオット・マー[…]